産廃の窓口

広島県で「アスベスト・石綿」を処分できる産業廃棄物処理業者 おすすめ3

広島県アスベスト・石綿を頼める、収集運搬の許可を公的名簿で確認した業者を、おすすめ順に掲載しています。

広島県で古いビルや工場、店舗、住宅を解体・改修するとき、はじめに確かめておきたいのがアスベスト(石綿)です。かつては吹付け材や保温材、屋根材や壁材など多くの建材に使われましたが、繊維を吸い込むと健康に影響するおそれがあることから、2006年(平成18年)9月に原則禁止となり、その後全面的に禁止されました。それより前に建てられた建物には、今もアスベストを含む建材が残っていることがあり、飛び散らせないよう法律にもとづいて処分する必要があります。扱いは「廃石綿等」と「石綿含有産業廃棄物」で分かれ、工事の前には事前調査も欠かせません。このページでは、費用の考え方と、アスベスト廃棄物に対応した業者を見極めるポイントを整理し、そのうえで広島県でアスベスト廃棄物の収集運搬を依頼できる業者を紹介します。

アスベストの処分費用の考え方

アスベスト レベル1・2・3と廃棄物の区分:レベル1=吹付け材(飛散性が著しく高い)は廃石綿等(特別管理産業廃棄物)、レベル2=保温材・断熱材・耐火被覆材(飛散性が高い)も廃石綿等、レベル3=成形板・スレート・ビニル床タイルなど(非飛散性)は石綿含有産業廃棄物(通常の産廃)。費用はレベル+量+建物の状況+処理方法で決まり一律の相場はない。まず事前調査で有無とレベルを確かめてから見積もりを

アスベストの除去・処分にかかる費用は、現場ごとに大きく変わり、決まった相場はありません。金額をいちばん左右するのはアスベストの有無とレベル(飛散性)で、レベルが上がるほど飛散防止の養生や作業が厳重になります。そこに、取り除く建材の量や施工する範囲、建物の規模・構造や作業のしやすさ、そして溶融か埋立かといった処理の方法や運搬の距離が重なります。加えて、有無を調べる事前調査や建材の分析にも費用がかかります。

こうした費用を正しく見通すには、はじめに事前調査で有無とレベルを確かめ、その内容を伝えて見積もりを取るのが近道です。調査で含まれていないと分かれば、除去や特別な処分は要りません。逆に、調査を省いて工事を始めると、途中で見つかって工事が止まり、かえって時間も費用もかさむことがあります。気をつけたいのが、極端に安い見積もりです。 飛散防止の養生や適正な処分には相応の手間と費用がかかるため、安さだけで選ぶと必要な対策が抜けているおそれがあります。複数の業者から見積もりを取り、許可や安全対策の中身とあわせて比べましょう。

業者の選び方

業者を選ぶときは、次の点を確かめると迷いません。まず要になるのが、自社のアスベスト廃棄物の区分に合った許可を持っているかどうかです。廃石綿等なら特別管理産業廃棄物の許可、石綿含有産業廃棄物なら産業廃棄物の許可が要るので、区分に合っているかを許可証で確かめます。そのうえで、事前調査から除去・収集運搬・処分まで、どこまで任せられるか。レベルに応じた養生や梱包・表示など、飛散防止の対策を分かりやすく説明してくれるか。マニフェストで最終処分まで確認できるか、を見ていきます。優良認定は、行政が法令順守や情報公開を確かめて与える目安で、決め手にはせず参考にとどめます。

産廃の窓口では、広島県の収集運搬の許可を公的名簿で確認したうえで、広島県でアスベスト廃棄物を頼める業者を選んで並べています。これらの点を手がかりに、このページで紹介している業者から数社を同じ条件で見比べてください。

広島県アスベスト・石綿処分 おすすめ業者3

有限会社アイエス開発

所在地: 広島県広島市安佐北区

収集運搬 許可確認済み

廃石綿等の特別管理産業廃棄物を、独自の処理基準に沿って収集運搬・中間処理する会社。飛散性の高い石綿廃棄物の運搬から処理までを任せられる。広島を拠点に対応する。

アスベスト・石綿対応レベル1・2(特管)まで対応確認済み事前調査(有資格)未確認届出・事務代行未確認少量対応未確認溶融無害化未確認

※各社サイトで確認できた対応のみ表示。記載がなくても対応可能な場合があります。詳しくは各社へお問い合わせください。

有限会社ホクブ

所在地: 広島県広島市安佐北区

収集運搬 許可確認済み

廃棄物処分を幅広く手がけ、その一環としてアスベスト処理にも対応する会社。石綿を含む廃棄物の処分を相談でき、広島を拠点に対応する。

アスベスト・石綿対応レベル1・2(特管)まで対応未確認事前調査(有資格)未確認届出・事務代行未確認少量対応未確認溶融無害化未確認
082-815-1183オンライン問い合わせ可

※各社サイトで確認できた対応のみ表示。記載がなくても対応可能な場合があります。詳しくは各社へお問い合わせください。

株式会社桑原組

所在地: 広島県広島市西区

収集運搬 許可確認済み

建設会社として、アスベストや土壌汚染、ダイオキシンといった環境リスク対策を自社で一貫して手がける。石綿の調査から除去、煙突のアスベスト対策まで幅広く対応する。広島が拠点。

アスベスト・石綿対応レベル1・2(特管)まで対応未確認事前調査(有資格)未確認届出・事務代行未確認少量対応未確認溶融無害化未確認
082-272-6006オンライン問い合わせ可

※各社サイトで確認できた対応のみ表示。記載がなくても対応可能な場合があります。詳しくは各社へお問い合わせください。

壊し始める前に、一度立ち止まって調べる

アスベストは、いったん壊してしまうと繊維が飛び散り、あとから対処するのが難しくなります。だからこそ、解体や改修に取りかかる前に一度立ち止まり、含まれているか、そして「廃石綿等」と「石綿含有産業廃棄物」のどちらの区分かを調べておくことが肝心です。区分を分けているのは、飛び散りやすさ(飛散性)です。

飛び散りやすいものが廃石綿等で、特別管理産業廃棄物として、いちばん厳重に扱います。吹付け材や保温材をはがしたものが中心で、作業で使ったシートやマスク・作業着のように、石綿が付いたおそれのある物もここに入れます。飛び散りにくいものは石綿含有産業廃棄物です。屋根や外壁の成形板がよく知られていて、石綿を重さの0.1%より多く含むものが当てはまります。この区分は通常の産業廃棄物として処分できますが、割らない・ほかのごみと一緒にしない、という決まりを守ります。

工事の現場では、飛び散りやすさを「レベル1・2・3」でも言い表します。吹付け材がレベル1、配管の保温材や煙突用の断熱材・耐火被覆材がレベル2、成形板などがレベル3です。ここで気をつけたいのは、レベルは「作業」を分ける目安、廃石綿等かどうかは「廃棄物」を分ける目安で、別ものだということ。だいたいはレベル1・2が廃石綿等、レベル3が石綿含有産業廃棄物と重なりますが、付着物などの例外もあるので、最後は実際の状態で見きわめます。区分が決まれば頼むべき業者も決まり、廃石綿等は特別管理産業廃棄物の許可、石綿含有産業廃棄物は産業廃棄物の許可を持つ業者に委託します。このページで紹介している業者は、広島県でこうしたアスベスト廃棄物の収集運搬に対応した許可を持つ業者です。許可のない業者に頼むリスクや許可のしくみは、許可と優良認定のしくみで詳しく説明しています。

見積もりに要る情報を、四つにそろえる

アスベストの費用は、レベル(飛散性)・量・建物の状況・処理方法の組み合わせで決まります。前提がそろわないまま相談すると、業者ごとに違う想定で見積もることになり、金額を並べても比べられません。まず事前調査で有無とレベルを確かめ、次の四つをそろえてから相談すると、話が進めやすくなります。

  • 調査でわかったこと石綿が含まれるか、含まれるならどの区分(廃石綿等か石綿含有産業廃棄物か)・どのレベルか。分析の結果があれば添える。
  • 建材の中身と量吹付け材・保温材・成形板など、何がどれくらい、どこにあるか。
  • 建物の様子規模・構造・築年、作業や養生のしやすさ。
  • 工事の中身解体か改修か、除去から処分まで一括か処分だけか。

この四つをそろえて伝えると、各社の見積もりが同じ土俵に乗り、比較が生きてきます。やり取りは各社の公式サイトの問い合わせフォームや電話で行い、各社の「公式サイトを見る」から進めてください。見積もりを比べるときは、調査費・除去費・運搬費・処分費がそれぞれどう計算されるかを確かめます。金額だけでなく、自社の区分に合った許可があるか、レベルに応じた飛散防止を説明できるか、マニフェストを確実に交付するかも見比べると、任せて安心な相手が絞れます。極端に安い見積もりは、必要な養生や適正な処分が省かれていないか、中身をよく確かめましょう。

調査から処分まで、押さえておく手順

アスベストの処分は、調査から処分まで手順が決まっています。何が求められるかを押さえておきましょう。

出発点になるのが、事前調査です。解体・改修の工事では、どの材料に石綿が入っているかを前もって調べることが、工事の大小を問わず求められます。図面などの書類と目視で確かめ、その記録は3年間とっておきます。見きわめには専門の知識が要るため、資格を持つ人(建築物なら2023年〈令和5年〉10月から有資格者)が担当します。書類と目視で判断がつかない材料は、一部を採って分析にかけ、分析しないなら「石綿あり」として飛散防止の手を打ちます。「わからないから、ないことにして進める」ことはできません。

工事の規模が大きいときは、行政への届け出も加わります。建物の解体なら対象の床面積が合計80㎡以上、建物の改修なら請負代金が税込100万円以上といった場合に、2022年(令和4年)4月に始まった制度で、調査の結果を「石綿事前調査結果報告システム」から届け出ます。この調査も報告も、工事を請け負う施工業者が担うのが原則です。

そして、業者に委託します。廃石綿等なら特別管理産業廃棄物の許可、石綿含有産業廃棄物なら産業廃棄物の許可を、その業者が持っているかを許可証で確かめます。書面で契約を結び、除去・収集運搬・処分を飛び散らせないように進めてもらいます。廃石綿等は二重に梱包したまま運ぶなど、運ぶ間の飛散防止も欠かせません。仕上げに、処理が最後まで終わったことをマニフェスト(産業廃棄物管理票)の控えで確かめ、保管します。業者に渡したあとも処分の最終責任は出した事業者に残る(排出事業者責任)ので、区分に合った許可を持ち、飛散防止とマニフェストを確実に行う業者を選ぶことが、そのまま自社を守ることになります。許可のない業者に頼むリスクや許可のしくみは、許可と優良認定のしくみで詳しく説明しています。

広島県でアスベストを処分するときに知っておくこと

広島県には、広島市・福山市の市街地から瀬戸内の造船・工業地帯まで、2006年より前に建てられた建物が残っています。この年代の建物には、吹付け材や保温材、屋根材や壁材などにアスベストを含む建材が使われている可能性があり、解体・改修のときは事前調査での確認が欠かせません。古い工場やプラントでは、配管の保温材などレベル2の建材が広い範囲にあることもあります。

手続きの窓口は所在地によって分かれます。広島県では収集運搬(積替え・保管を含まないもの)の許可を広島県知事の許可で県内全域を回れるしくみになっており、広島市・呉市・福山市を含めてカバーされます。市の許可が必要になるのは、収集も届け先もその市内で完結する場合や、積替え・保管を伴う場合、処分業の場合で、対象は政令指定都市の広島市と中核市の呉市・福山市です。廃石綿等の収集運搬には、通常の産廃とは別の特別管理産業廃棄物の許可が必要ですが、窓口の分かれ方は同じで、依頼する側が確かめるのは「相手が自社のアスベスト廃棄物の区分に対応した有効な許可を持っているか」です。公的名簿で確認できます。事前調査の結果を報告する制度は、規模の要件に当てはまる工事で必要になり、施工業者が報告システムを通じて行います。

費用に関わる点として、広島県には産業廃棄物埋立税があります。産業廃棄物を最終処分場へ搬入する際に1トンあたり1,000円がかかる税です。アスベスト廃棄物のうち、二重梱包して最終処分場に埋め立てる分にはこの税が薄く反映されることがあります。溶融して無害化する処理には課税されないなど、処理の方法によって扱いが変わるため、見積もりの内訳とあわせて確認するとよいでしょう。広島市内など建物が密集する地域では、除去作業の養生や搬出経路が周囲に影響しやすく、レベルの高い吹付け材を扱う場合は厳重な養生が欠かせません。こうした市街地の現場に慣れ、飛散防止を具体的に説明できる業者を選ぶと、工事も処分も滞りなく進みます。

よくある質問

事前調査は、施工業者に任せればいいのですか

事前調査や行政への報告は、工事を請け負う施工業者が行うのが基本です。ただし、建物の所有者・発注者としても、こうした手順が必要であることを知っておくと、業者とのやり取りがスムーズになります。設計図書などの資料を用意して協力すると、調査も進めやすくなります。

アスベストが飛び散らないよう、どんな対策をとりますか

レベルの高い吹付け材などを除去するときは、作業する場所を密閉して外へ繊維が漏れないよう厳重に養生し、湿らせて飛び散らせない工夫などをとります。運ぶときも、ほかの物と分け、廃石綿等は二重梱包のまま運びます。レベルに応じた飛散防止を説明してくれる業者を選ぶと安心です。

広島県の産業廃棄物埋立税は、アスベストの費用に関係しますか

広島県には、産業廃棄物を最終処分場へ搬入する際にかかる産業廃棄物埋立税(1トンあたり1,000円)があります。アスベスト廃棄物のうち、埋め立てる分にはこの税が薄く反映されることがあります。溶融して無害化する処理には課税されないなど、処理の方法で扱いが変わるため、見積もりの内訳で確認するとよいでしょう。

廃石綿等と石綿含有産業廃棄物は、同じ業者に頼めますか

両方の区分に対応できる業者なら、まとめて頼めます。それぞれ必要な許可が違うため、両方の許可を持つ業者に頼むと、窓口を一本化できて段取りが楽になります。同じ建物から両方の区分が出ることはよくあるので、どちらにも対応できるかを契約の前に確認しておきましょう。

事前調査の結果は、どこに報告するのですか

規模の要件に当てはまる工事では、「石綿事前調査結果報告システム」を通じて、行政(都道府県などと労働基準監督署)に報告します。オンラインで報告するしくみで、施工業者が行うのが基本です。報告が必要な規模は、建物の解体で床面積の合計が80㎡以上、改修で請負代金が税込100万円以上などです。

少量のアスベストでも、調査や届け出は必要ですか

事前調査は、量にかかわらず、解体・改修工事で原則としてすべて必要です。一方、行政への「報告」が必要になるのは、規模が一定以上の工事です。少量でも、含まれていれば飛散防止をして適正に処分する必要があるため、まずは事前調査で有無を確かめます。

まとめ

広島県でアスベストを処分するときは、壊し始める前に一度立ち止まって調べることが、確実で無駄のない進め方につながります。解体・改修の前に事前調査を行い、石綿の有無と、含まれていれば廃石綿等か石綿含有産業廃棄物かの区分、そしてレベル(飛散性)を確かめます。規模が一定以上の工事では、調査結果を行政へ報告します。区分が分かったら、それに合った許可——廃石綿等なら特別管理産業廃棄物の許可、石綿含有産業廃棄物なら産業廃棄物の許可——を持つ業者に書面で委託し、飛び散らせないように除去・運搬・処分してもらい、マニフェストで最終処分まで見届けます。

このページで紹介している業者から数社を選び、事前調査の結果・建材の量と範囲・建物の状況を同じ条件で伝えて、見積もりを見比べてください。自社の区分に合った許可を持ち、レベルに応じた飛散防止を具体的に説明でき、マニフェストを確実に交付する業者を選べば、調査から処分まで安心して任せられます。極端に安い見積もりには必要な対策が抜けていないか注意し、許可・安全対策・費用を総合して判断すると、納得して選べます。

アスベスト・石綿の処分方法・費用・データ消去のやり方など、詳しくは アスベスト・石綿の処分ガイド をご覧ください。